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遠きにありて思うもの

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鹿児島空港から、直通のリムジンバスなら40分ほどで鹿児島市街地である。
市役所あたりから、ぐぁらんぐぁらんとモーターを回して並走するのは路面電車だ。

新幹線開通に備えて西鹿児島駅から名前を変えて久しい、JRの鹿児島中央駅まで乗ってってもいいが、南九州一の繁華街である天文館で降り立つのが、帰省時の習いだった。久し振りの郷里の空気を味わうためだ。

渋谷駅前のスクランブル交差点に慣れていたから、路面電車通りを横断する人々はスローモーションのようであった。教科書を買った本屋、初めて作った眼鏡屋、入り浸った喫茶店は、今はもうなく、閉ざされたシャッターが目立つアーケードは、法事に集う伯父たちの老班を見るようだ。

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや

郷里での生活も丸3年。
室生犀星の詩を諳んじたのも、今は昔である。
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by site-tate-tale | 2009-09-27 14:20

島津斉彬生誕200年

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今年は島津斉彬生誕200年だという。
1993年に島津家久役で出演したNHKの大河ドラマ『琉球の風』は、グレゴリオ暦1600年の関ヶ原の戦の前後を背景とする。
昨9月24日は西郷隆盛の命日だったが、関ヶ原から、島津斉彬、西郷隆盛等が活躍する幕末までの薩摩藩の機微に興味を持ったのは、島津家久を演じた後の、ここ15年ほどのことだ。

さて、鹿児島市の島津氏の別邸跡にある尚古集成館という博物館の、田村省三館長のインタビューが秀逸だったのは、本日付けの朝日新聞鹿児島版である。
前述した関ヶ原から幕末までのおよそ250年の薩摩の歴史の抄録として、昨年の大河ドラマ『篤姫』や焼酎、黒豚等々で鹿児島ファンになられた方々に、一読をお薦めする。

幸い朝日新聞鹿児島版のホームページで閲覧出来る。
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by site-tate-tale | 2009-09-25 23:17

UNIQLOCK

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都会的音楽にあわせての楚々としたお嬢さん方の美しいバレエを楽しみに、時計なのに、時を忘れて眺めてしまうUNIQLOCKが、パリ・ヴァージョンを発表したので、一言触れたいと思いつつ、文字通り時を重ねてしまった。
ロケ地はエッフェル塔を正面に臨むシャイヨー宮、凱旋門、セーヌ川、サンマルタン運河などで、どこも懐かしい景色だ。
が、追憶に浸るいとまなどない毎日。振り返る事なかれという啓示か。
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by site-tate-tale | 2009-09-18 07:23

望岳

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西郷隆盛が自決した洞窟は、鹿児島市の中心に森を作る城山の麓にある。
その城山から西を臨むと、堆積した火山灰で、帽子をかぶったような桜島が、まだ陽射しの強い薩摩の秋空にその雄姿を浮かべていた。

城山への目的は…。
白鳥バレエ公式ブログ1白鳥バレエ公式ブログ2を参照下さい。
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by site-tate-tale | 2009-09-10 22:31

白鳥バレエのブログ新新設

気がつけば9月も1週間過ぎている。
2ヶ月後に迫る、白鳥バレエのプロデュースが、忙しさに拍車をかけているのだが、その白鳥バレエのブログを新設したので、今日はそのご報告である。

http://shiratoriballet.potika.net/

11月21日・22日は、『平家物語』、是非、鹿児島市民文化ホールへお運び賜りたい。
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by site-tate-tale | 2009-09-08 10:03

深夜にようこそ

フリーター、ガテン系の男、水商売の女…。
現在ほどコンビニが普及していなかった1986年、TBSは山田太一さんの脚本、大山勝美さんの演出で、コンビニを舞台にする深夜の東京の人間模様を描いた『深夜にようこそ』というドラマを放送した。単純に面白かったし、先輩の大山勝美さんの作品だったこととで印象に残っている。

その約10年後、CXだったが、実は私もコンビニを舞台とする単発ドラマを企画したことがある。
深夜が一般の人が買い物をするには特殊な、極めて人間的都合による都会的時間であること、犯罪も多く、防犯カメラが設置されるなど、コンビニが路上の延長上に近いこと、それに伴ってコンビニの店員も自動販売機のように無機質な、ある意味で滑稽な対応であることなどから、深夜のコンビニは、今でもドラマの舞台に相応しい場所だと考えている。

前夜に続いて、こんな時間(午前3時半)に仕事をしている。
ただ、徹夜だった昨日と違い、午後11時に就寝し、午前2時半に起床してのこの時間なので、私にとっては深夜というより早朝である。

高揚感を持続しての徹夜の時と違い、心身ともに寝ぼけている。まだ、エンジンがかからない。
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by site-tate-tale | 2009-09-03 03:39

深夜の市長

日中は、打ち合わせや電話、メールの返信、移動に費やされるので、資料を読んだり、原稿を書いたりを夜に回してみたのは昨晩のことである。

たまには深夜もいいもので、不図、思い出したのは海野十三という作家の『深夜の市長』という小説を読んだ16年前、東京は日本橋のマンションに住んでいた頃のこと。

深夜の窓から見下ろす人形町通りは、昼間のオフィス街としての、また水天宮の参道としての喧噪が幻のようで、誰も渡らないのに規則正しく赤青と明滅する信号や、街灯に煌煌と照らされる無人の歩道に乗り捨てられた自転車に寂寥を感じた当時の記憶が、『深夜の市長』という言葉と共に蘇った。

演劇講師を勤めるアルテミスというモデルクラブのブログに、ある楽しい夜の写真が掲載されているのを発見したのも深夜である。
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by site-tate-tale | 2009-09-02 13:24


♪サイト・テイト


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竪山 博之
(たてやま ひろゆき)
演 出 家

舞台演出・演技指導・朗読講座の他、芸術やフランス文化に関する講演や執筆を生業としております。

お気軽にお問い合わせ下さい。
hiroyuki_tateyama
@me.com

尚、Site Tateは、テイトなる男を主人公とする、虚実織り交ぜた物語です。

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